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2015.10.13カテゴリー : バスト

豊胸術 シリコンバッグ は、大胸筋下か乳腺下かどちらがベストチョイス!?

シリコンバッグで 豊胸術 を行う場合、シリコンバッグ(以下バッグ)を入れる場所としては、大胸筋下と乳腺下の二つの場所があります。

 大胸筋とはボディビルダーの人がピクピクさせる胸板の筋肉です。大胸筋下法では、その筋肉の下を剥がしスペースを作り、そこにバッグを入れます。

01.バスト. 豊胸術 BAG-03

 

乳腺下法では、名前の通り乳腺の下にバッグを入れます。乳腺は乳頭の奥に触れる弾性硬の丸いお餅位の大きさのものです。

01.バスト. 豊胸術 BAG-02

 

大胸筋下法、乳腺下法、それぞれ特徴があります。

 大胸筋下は皮膚表面からバッグまでの距離が遠いので、見た目も触ってもバッグの形状がわかりにくいのが特徴です。釣り鐘型の綺麗な形に見えやすいですが、大胸筋下というのは元々胸の大きい人でも何も存在しないスペースです。

ということは、生理的に何も存在しないところに物を詰めるということは、不自然なことも多少生じます。

 ‘力こぶ’と言われるように、筋肉は力を入れると硬くなります。大胸筋においても同様のことが言えます。

つまり大胸筋下にバッグが入っていると、力を入れた状態で触ると硬い筋肉の下にバッグが存在することになるので胸が硬く触れます。またバンザイした状態で触られると、大胸筋が張っているので、その場合も硬めに触れる傾向にあります。

 一方、乳腺下では、乳腺の下(大胸筋の上にあたる)のスペースにバッグが入るので、元々の胸を袋と例えるとすると、その袋の中で元々の乳腺とバッグが鏡餅状態になって重なっている感じになります。つまり、元々胸が大きい人と同じ場所にボリュームを増やすことになります。

よって、触り心地、揺れ動きが自然に見えやすいということが言えます。だた、皮膚の表面から言うと大胸筋下より浅い場所なので、皮下脂肪が薄く肋骨が浮き出ているような方はバッグの形状が外見上ややわかりやすいというデメリットもあります。

 まとめると、

豊胸術 において、多少胸が硬く触れても裸になった状態での胸の形を重要視する方、また痩せていて元々の胸の膨らみがほとんどない方は、

 大胸筋下

 見た目の形より揺れ動きや触った時の柔らかさを重要視する方は

 乳腺下

 が適していると考えます。

 ただ、元々の胸の大きさ、痩せている、太っている、皮膚の張り具合、またどのくらいのサイズのバッグを入れるのか等によっても、触り心地、見た目の形状が変わってくるので一概に決めつけることもできませんが。

 要は、 豊胸術 は、体型、元々の胸の大きさ、バッグの入れる場所、バッグのサイズ等により見え方、触り心地が変わってくるので、誰にでも同じサイズのバッグを同じ場所に入れるのではなく、個人個人の希望を聞きながらバッグを入れる場所、バッグの種類・大きさをよく相談し、決めることが非常に重要であると言うことです。

 

豆知識 - 豊胸用 バッグについて-

豊胸用 バッグ(以下バッグ)としては最近シリコンバッグ、中でもソフトコヒーシブシリコンを使用したバッグが主流です。

まず、シリコンバッグとはどんなものか。シリコンバッグはシリコンの樹脂でできた膜(シリコン膜)とその中に入っているジェル状のシリコンジェルからなっています。お饅頭の「かわ」と「あんこ」みたいなものです。「かわ」がシリコン膜にあたり、「あんこ」がシリコンジェルにあたります。

コヒーシブシリコンとは中身が昔のドロドロの液状のシリコンとはちがい、もしバッグが破損しても中のシリコンが流れ出さず一塊として取り出すことのできる塊状(柔らかいわらび餅のイメージ)のシリコンジェルからなっているバッグのことをいいます。ソフトコヒーシブシリコンとは、その中でも特に軟らかいタイプのものを指します。

また、バッグの表面(シリコン膜)には、ツルツルしたタイプのもの(スムースタイプ)、ザラザラしたタイプのもの(テクスチャードタイプ)、そしてその中間的な(表面が微細な顆粒状でツルツルとザラザラの中間)マイクロテクスチャードタイプの3種類があり、各々特徴が違い、乳房の動き方、触り心地に差がでてきます。

 相談の上、貴女の目的にあったバッグを提案させて頂いております。迷っておられる方は、一度来院して、 豊胸術 やバッグについての話を聞き、実際バッグを手に取り触ってみれば、より自分の中で具体化したものが見えてくるのではないでしょうか。