2017.06.07カテゴリー : 二重
二重埋没法 の針穴から脂肪除去はこんな感じです!!
二重埋没法 をするときに、糸を通す針穴から脂肪をぬけることを知らない方がまだまだおられます。
まぶたの脂肪は切開しないと取れないものと普通は考えるかもしれませんが、 二重埋没法 の時にこんな風に針穴から脂肪をぬくことが可能です。
まぶたが腫れぼったくて気になっている方には朗報です。
2017.06.07カテゴリー : 二重
二重埋没法 をするときに、糸を通す針穴から脂肪をぬけることを知らない方がまだまだおられます。
まぶたの脂肪は切開しないと取れないものと普通は考えるかもしれませんが、 二重埋没法 の時にこんな風に針穴から脂肪をぬくことが可能です。
まぶたが腫れぼったくて気になっている方には朗報です。
まぶたの手術では、より 綺麗な傷あと を求めて、手術、縫合の際に、以前より手術用の拡大鏡を利用してきました。
拡大鏡を利用すると、切開部分の断面が詳細に見え、ずれることなく綺麗に縫うことができます。
最近、二重の切開の傷あとをより綺麗にするために、マイクロサージェリーによる縫合術も始めました。
マイクロサージェリーとは、あまり耳にしない言葉かもしれませんが、「顕微鏡下手術」の事をいいます。
実体顕微鏡で見ると、通常、拡大鏡で見ている術野の見え方とは世界が違います。
初め「まぶた全体」が見えていたのが、実体顕微鏡でズームしていくと視野一面「皮膚」だけになり、さらにアップしていくと「皮溝、皮丘」(いわゆる肌のキメ)が見え、、、眼瞼の皮膚を縫合するのに皮溝、皮丘が見えるくらいまでズームする必要はありませんが。
Google map で例えると、日本が映っているところから拡大していくと、近畿地方が見え、京都が見え、番地、家まで見えてくる!そんな感じです。
顕微鏡を使うと、まぶたの皮膚を縫合する場合も、寸分のズレもなく縫合できます。
まぶたの皮膚は、そこそこに縫えていると、それなりに綺麗に治ってくれるところです。拡大鏡を使って縫合するだけでも、一般的な目で見ると十分 綺麗な傷あと に見えます。そこをあえて顕微鏡を使って縫合しようというのは、これはもうオタク的なこだわりでしょうか。
より 綺麗な傷あと を求めたい方は、当院に来られた際、「マイクロサージェリーの縫合で!」もしくは「顕微鏡下縫合で!」と申し出て下さい。
2015.09.07カテゴリー : 二重
二重 小切開法 は、キズが短くてすむ上に切開するのだから取れないんだろうと言うことで 二重 小切開法 を希望される方がたまにおられます。
二重の切開法には、部分切開法(小切開法、中切開法)と全切開法の二つがあります。
部分切開法(小切開法、中切開法)は二重のライン全体の1/3もしくは2/3位を部分的に切開する方法です。
それに対して全切開は名前の通り二重のラインを全体的に切開して二重を作成します。
二重 切開法 の基本的な考え方として、 二重 小切開法 , 中切開法 , 全切開法 いずれの場合も二重のラインを切開し一種の傷跡として二重を癖付けするというものなので、取れない二重をつくることが目的になってきます。
例えば、包丁で手を切って縫ったとしましょう。
その傷跡が1年後にパックリ開くことがないように、二重も切開すると消えることのない一生ものの二重を作ることができます。
ここまで読むと、少しだけ切ってとれない二重ができるなら、 二重 小切開法 がいいのではと思う方が多いのではないでしょうか。
確かに 二重 小切開法 は短い切開の傷跡でしっかりしたラインを入れることができるのでよい方法と言えばよい方法なのですが、「二重が自然に見えるように」と言うとまた話は別になってきます。
二重 小切開法 は、瞼がすっきりしていて奥二重を作成する場合にはよいのですが、瞼が腫れぼったい方や幅の広い二重を希望する場合にはあまり向いていません。
そういう場合に 二重 小切開法 で二重を作成すると、まばたきをする時や伏し目がちの時に切開した部分だけが食い込み、瞼の一部が凹んだように見えます。
ラインのでき方もまぶたを開け出すと小切開した部分だけがまず二重として入り込みだしワンテンポ遅れて全体のラインが入ってきます。手術を受けられたら本人はまぶたを開ける瞬間をあまりみる機会がないので、気にならない?気付かない?場合が多いのですが。。。
そして目をつむった状態では、 二重 小切開法 を受けられた方に、睫毛と二重の間の組織がそぎ取られたように凹の状態になっている事をよく見かけます。
さらに、切開という名前が付いていますが 小切開法 の場合は、二重のラインに余りにも負担が大きいと二重がはずれて消えてしまうことがあります。
なので、 二重 小切開法 は症例を選んでする場合には良い方法と思いますが、全てのまぶたに対して、少ないキズ跡で取れない二重ができるというわけではありません。
では、二重が一番ナチュラルに見えるのはどの方法でしょうか?
意外にも全切開法です。あくまでも自分の手術成績の評価ですが。。。
(全切開法の手術自体の自然に見えるための工夫は以前のコラム(2015.7.2)に書きましたのでそちらをご参考にしてください)
二重 小切開法 , 中切開法 , 全切開法の中でどれが一番自然に見えやすいかという比較をした場合、全切開法では、二重の癖を一部だけ付けるのではなく、二重のラインを全体に固定し癖付けするので、構造が元々の生まれつきの二重の構造に一番近くなります。
構造が一番近いと言うことは、つまり、目を開けたり閉じたりする動作の中で一番自然に見えやすいと言えます。
そのような理由で、当院では 二重 切開法 の中では全切開をしている数が圧倒的に多い現状です。
しかし、奥二重の時に小切開法、普通の幅の二重の時に中切開法を選択することももちろんあります。
要は、キズが短いとか腫れが少ないとか聞こえがよい事だけに左右されるのではなく、手術の特徴と自分の目的が合っているものを選ぶことが大切と考えます。
2015.07.02カテゴリー : 二重
私が行っている 二重 切開法 のこだわりポイントを紹介します。
傷跡を綺麗に見せるには、まず皮膚を切開する際、決めたラインを0.1mmくるわず綺麗に切ることがポイントです。
切り口がガタガタになっていたり、何度も切っていたりすると、その分、傷の治りが悪く目立つ傷跡になります。眼瞼の皮膚は薄く非常にやわらかいので、寸分の狂い無くキレイに切るのにはちょっとした熟練が必要です。
次に、余分な脂肪はしっかりと取りますが、
他の組織は、二重にするために切除しなければならない最小限の切除にとどめます。
もともと一重の方や奥二重の方は、まぶた全体が厚ぼったいことが多く、そのようなケースでまつ毛から二重のラインまでの間を、元々の二重の人と同じような厚さにすっきり組織を取ってしまうとどうなるでしょうか?
目をつむると、睫毛から二重までの間がえぐれて窪んだように見え、二重のラインを境に段差があるようになってしまいます。
これが、いわゆる「いかにも切開した二重」、と言われる由縁です。
目をつむってもできるだけ自然に見えるようにするには、やはり閉眼時、まぶたはできるだけ平らでないといけません。
なので、私は組織の切除を必要最小限にとどめています。
写真で眼瞼を下に引っ張っているところに赤く見えているのが眼輪筋という筋肉です。
これを切除すればするほどボコッと窪みます。なので、当院では眼輪筋はほぼ切除しません。
だた、眼輪筋を厚く残すと切開法で二重を作成しても、二重が取れることがあります。
そこで、眼輪筋を残しながらも取れない二重を作るために、ひと工夫、ふた工夫をこらしています。
縫合も、細い小さい針を持てる専用の手術器械を用い縫合します。写真で見てもわかるように糸はまつ毛より細いものを用います。
そして、目をつぶっている状態で、上から見ても下から見ても、まぶたが凹まず平らなのが分かって頂けると思います。
一度この部分の眼輪筋をしっかり切除されてしまうとなかなか凹みを目立たなくすることは困難です。
初回手術がいかに重要かということがわかると思います。
2015.04.26カテゴリー : 二重
当院こだわりの 二重 埋没法 の話です。
通常の 二重 埋没法 は、皮膚側から結膜側に糸を一端貫通させてから結紮し固定します。
なので、初めは結膜側に1mm~5mm(ひどいものでは1cmほど)糸が露出している状態になっています。そんなことを聞くと、心配になるかもしれませんが、大半は結膜内に埋もれ込み、糸が隠れてしまいます。
しかし、他院で施術した 二重 埋没法 がとれてしまって当院を受診されてくる方をたくさん診ていると、結膜に糸が埋まらず露出したままの方をいくらかの割合で見かけます。
ゴミが入ったような異物感を時に感じるという方もおられれば、全く無症状の方もおられます。
結膜側(まぶたの裏側)に糸が露出していると何が悪いのでしょうか?
まばたきする度に、露出した糸が角膜(黒目の表面)とこすれるために、角膜に傷が付き、視力低下や角膜炎の原因になりかねません。
目は一生、物を見ていくための非常に大切な器官です。もし原因が何であるにしろ目が見えにくくなればどれだけ不自由でしょうか。自分のライフワークである二重の手術がその一因になる可能性があるとすれば非常に残念なことです。
自分がもし手術を受けるとすれば、目にキズをつけることのないように、結膜に糸がでない方法があるならその方法で手術してもらいたいものです。
そういう発想から、当院では、 二重 埋没法 は、結膜を越えて裏側に糸がでないように工夫して、糸を通しています。
細かいことは、説明しても解りにくいのと、企業秘密?(^^)なので触れませんが、結膜側に糸が出ないように、かつ、しっかり固定できるように糸を通すには、なかなかの工夫が要ります。
そして、やってみると作業的にもひと苦労で技術的に熟練を要します。
手間ひまかかりますが、それでも結膜に糸が出ないというメリットは大きいと考え、結膜に糸が出ないことにこだわって、 二重 埋没法 の手術を日夜しています。