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院長コラム一覧
2017.07.31カテゴリー : おはげ
舞妓さん は地毛を結って日本髪にしています。


一旦、髪を結うと一週間そのままです。
それを何年も繰り返していると毛根に負担のかかる部分の毛が無くなりハゲてきます。
線状であったり円形が合わさっていたり、結い方によって差があるようです。

完全に毛が無くなった部分の治療法としては、植毛とハゲた部分の切除という二つの方法があります。
植毛は後頭部から自分の毛を含んだ皮膚を切除し、そこから毛と毛根を一本一本株分けし植毛していく単一植毛が一般的です。ただ、なかなか元の毛の密度まで復元するのは難しいところがあります。
なので、ハゲた部分が切除できる範囲であれば、切除がおはげを一番目立たなくできます。
ただ髪の毛の中は、縫い方が問題で縫合の時に毛根を傷つけるような縫い方をすると、糸で縫っている幅分の新たなハゲを作る原因になってしまいます。
毛根をいかに傷つけないように縫うかが、髪の毛の中を縫う時のポイントです。
毛根が温存されていると、キズの中からも毛が生えてきます!
線状に広いところでは3cmの幅の「おはげ」があります。
かつらや髪を結っている時はあまり目立たないようですが、髪の毛をおろしたときは「おはげ」を隠しにくいようです。

さすがに頭皮を3cm幅で切除し縫い縮めるのは、ゆとり的に不可能です。
まず第一段階として、できるだけ「おはげ」の部分を切除する事といたしました。
残った部分は1-2年経ち、頭皮にゆとりが出てきてから切除手術を考えることとしました。
毛が全く生えていない部分をできるだけ沢山切除できるようにデザインをしました。

おはげの部分を切除した状態です。


手術直後です。

かなりおはげの範囲が狭くなっていることがわかります。
術後2週目の状態

術後1ヶ月目の状態

術後1年の状態

術後1年以上が経過し少し皮膚のゆとりが出てくると残りのおはげも切除可能となってきます。

2017.07.07カテゴリー : しわ・たるみ
フェイスリフト を行うにあたりたるみを切除するためにはどこかを切らないといけません。 フェイスリフト は通常、できるだけ傷跡が目立たないように、、、髪の毛で隠れるように、、、ということで、耳前部から耳後部にかけて切開するのが一般的です。
ただ、耳前部を縦にストレートに切開すると手術は簡単なのですが、 フェイスリフト の傷跡が目立ち、人目につきやすくなってしまいます。
当院では耳の際ギリギリを耳の形状に沿いながら切開しているため、 フェイスリフト のキズがあまり目立ちません。

この方法は、皮膚の切除、キズの縫合に工夫と慣れと時間が必要なのですが、術後傷跡が目立たないとたくさんの方から喜びの声を頂いております。
術前にショートカットの髪型の方は、手術に向けて髪の毛を伸ばされるのですが、術後は「傷跡が目立たないので」とショートカットのままでおられる方がほとんどです。

下の写真は フェイスリフト の術後3ヵ月の状態です。まだ少し傷跡の赤さが残っておりますが、何も知らずに見ればどこに傷跡があるのか、わからないのではないでしょうか。

2017.07.07カテゴリー : しわ・たるみ
年齢とともに顔にたるみが出てきます。
顔のたるみで一番目立ちやすいのが、フェイスラインの「ブルドッグ状」のたるみです。

この部分のたるみが出てくると、顔が四角形ぽく見え、顔が大きく見えるようになってきます。
特に、元々フェイスラインがシャープな方はこれが目立ちやすいです。
このブルドッグ状のたるみを解消するためには、リフトアップが必要になってきます。
リフトアップの種類としては、
1.レーザー・光によるリフトアップ
2.スレッドリフト(切らずに糸でリフトアップする方法)
3.フェイスリフト
の三つに大別されます。
レーザー・光によるリフトアップは、熱エネルギーにより肌のコラーゲンを収縮させリフトアップをはかろうというものです。手術が選択肢に入っていない方には良い方法ですが、手術的な方法よりはリフトアップ効果が劣ります。
やはり一番効果的なのはフェイスリフトです。
たるみが気になりだした方なら、一度は鏡を見ながら、たるみを手で引き上げてみたことがあるのではないでしょうか!?
思い出してください。
その時、たるみはどこにいってるのでしょうか?
手の後ろに隠れて、視界から消えていたのではないでしょうか。
要は、その時、たるみを取り除いた顔を見ていたはずです。
その状態に一番近いのが、たるみを切除するフェイスリフトをした状態です。


2017.06.08カテゴリー : ワキガ・多汗症
ワキガ 、ワキ汗の原因になっているのは、ワキの毛の生えている部分の皮膚の裏にへばり付いているアポクリン汗腺という汗の出るもとです。
アポクリン汗腺は誰でも存在しますが、手術しているとワキ多汗症の方はアポクリン汗腺の量が多い感じがします。
また、アポクリン汗腺は通常ピンクっぽい色をしているのですが 、ワキガ の方のアポクリン汗腺は少し黄ばんでいたり、茶色っぽかったりします。
ワキガ やワキ多汗症の手術では、この原因となっているアポクリン汗腺を根こそぎ切除します。
よく ワキガ やワキ多汗症の手術を受けた方から、「まだ臭う」とか「再発した」とかという話を耳にすることがあります。
これは手術の際、アポクリン汗腺が全部取り切れていないからです。
アポクリン汗腺を全部切除すると ワキガ の臭いはなくなり、ワキから垂れるような汗は出なくなります。
アポクリン汗腺を全部切除しても,臭いがするという方は精神的な思い込みの臭いを感じている可能性があります。
当院では、アポクリン汗腺の取り残しが無いようにワキ毛の生えている範囲に一致する部分のアポクリン汗腺を一塊として切除しています。

ワキガ の方は、皮膚を切開する反転法という方法であれば保険適応があります。
2017.06.07カテゴリー : 二重
二重埋没法 をするときに、糸を通す針穴から脂肪をぬけることを知らない方がまだまだおられます。
まぶたの脂肪は切開しないと取れないものと普通は考えるかもしれませんが、 二重埋没法 の時にこんな風に針穴から脂肪をぬくことが可能です。
切らずに上まぶたの脱脂は可能です。


まぶたが腫れぼったくて気になっている方には朗報です。